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米国歯内療法学会 (American Association of Endodontists)
米国歯科医師会認定の専門医学会の一つ。1943年に設立され、1963年に専門医分野と正式に認定されました。
この学会認定の大学院専門医課程を卒業し、現在活躍するActive Memberの人数は全世界で約4500人。この人数は各大学の専門医課程の定員と合わせて厳密に調整されており、専門医不足や専門医過剰にならないよう配慮されています。
ただしこれは「米国内での専門医の人数」を前提にしており、この学会認定専門医課程を卒業して日本に帰国後、日本国内で専門医システムで活躍している先生はまだ数人しか存在していません。

International Association for Dental Traumatology
歯の外傷に対する最適な予防処置と治療方法について、世界中に向けて情報を発信することを最大のミッションとしている学術団体。外傷は事故に関係するため、歯科医師のみならず、医師、医療関係者、公共の団体や教育機関、スポーツ関係者、政府関係者に向けても情報を発信しています。HP上では乳歯、永久歯の外傷に対する治療のガイドライン(PDFデータ)が無料でダウンロードできます(英文)。

日本歯内療法学会
1980年にその前身である日本歯内療法協会が設立。この設立にはハワイで歯内療法専門医として活躍されていた日系二世のDr. W.T.Wakaiと、日本で自身の歯内療法研究会を行っていらした大谷満先生がご尽力されました。
現在、当学会は日本の歯内療法の基礎と臨床を研究し、正しい歯内療法を実践することにより国民の福祉と健康に貢献することを趣旨に活躍しています。学術大会は毎年夏頃に行われ、その他にも支部会、専門医セミナーなどが定期的に行われています。

米国コロンビア大学歯学部(Columbia University College of Dental Medicine)
米国アイビーリーグの一つであるコロンビア大学。大都会ニューヨークのマンハッタンにあり、在学生は国際色豊かな点が特徴です。歯学部はブロードウェイ沿いにあるメディカルセンター内部にあり、医学部、看護学部、公衆衛生学部とともに、巨大な医療機関複合体を形成しています。
臨床系大学院である学会認定の専門医課程は、歯内療法をはじめ、歯周病、補綴、矯正、口腔外科、小児歯科があり、そのフロアは9階に位置します。専門医課程の学生はレジデントと呼ばれ、外来での診察だけでなく、歯学部の学生教育にも携わります。
歯内療法科では一人ひとりにレントゲン装置と手術用顕微鏡のある個室ユニットが与えられ、日々の臨床研鑽と論文抄読、関連する研究と教育を通して最新の歯科医療を専門的に深く学びます。

澤田デンタルオフィス
東京都内にある歯内療法専門歯科医院。院長の澤田則宏先生は日本歯内療法学会やデンタルショー、大学の学術講演会や歯科医師会などで多数講演をされており、日本の歯内療法学を牽引し、その質を上げるようご尽力されています。
また、澤田デンタルオフィスでは歯科メーカーが協賛となって、歯科医師向けのマイクロエンドコースが定期的に行われています。2日間のハンズオンコースですが、毎回満席で、歯科医師の中でも手術用顕微鏡を用いた根管治療に対する関心が非常に高いことを伺わせます。
当医院の歯内療法科は澤田デンタルオフィスと提携し、歯でお悩みの患者さんが少しでも減るよう、臨床や勉強会を通して常に研鑽を行っています。

米国歯科大学院同窓会(JSAPD)
1990年に日本で発足した歯科同窓会。米国を中心に海外の大学院で直接学び、卒業した日本の歯科医師のみが入会できる団体です。
この会の目的は会員相互の親睦、交流、学術研鑽を旨とし、歯科分野における国際的な交流を図るとともに日本の歯科医学の向上に寄与することで、現在毎年1月に年次総会、クローズドセミナー、オープンセミナーを行っています。
この会の一番の特徴は、現在の日本の歯科臨床の各分野を牽引している先生方が一堂に会することで、その道のエキスパートから直接アドバイスやヒントをいただくことができ、同じ専門分野同士、または他科の専門医との間で、高いレベルでの情報交換が行われます。専門医システムのしっかりとしたネットワーク構築のためには、このような専門医同士の深い相互理解が大変重要です。